日本とアメリカの歯の事情
こんにちは、当クリニックの事務長Yです。
今日は少し日米の、国民の歯に対しての考え方の違いについて、書いてみようかと思います。
私は小さい頃に親の都合で渡米し、高校卒業するまでアメリカで育ちました。
特に裕福な家庭ではなかったにも関わらず、中学の時に矯正治療を受けました。
アメリカ人皆がそうではないもののかなりな割合で中学・高校生の間に矯正します。なぜなら歯並びは将来の就職や出世に影響すると欧米人は考えています。
矯正だけでなく、アメリカ人は幼少期からよく歯医者にクリーニングしに行きます。
痛い時にだけ行く日本人とは違い、定期的に歯の状態のチェックアップとクリーニングをするのです。
これには単に歯に対する意識が高いと言うだけではなく、米国の高額な医療費が関係しています。
アメリカは日本のような国の医療制度はなく、個人で医療保険に加入したり会社の組合で保険に入ったりしていて、それでも自己負担額は日本では信じられないほどなのです。
ですので自然と予防意識が働きます。歯も然り。将来虫歯治療や抜歯にウン十万もかからないように定期的にクリーニングし歯並びを整えます。
日本の医療制度は本当に素晴らしい...でもそこに甘んじて多くの日本人は歯を失っていると私は思うのです。
みなさん、定期的に美容院や理容室へ行きますよね?その気軽さでぜひ定期的に歯医者にも行ってください。お待ちしております。