最近治療して感じること
当院は矯正治療を中心に、様々な状態の患者さんの治療を行っております。
ただ、実際診療する患者さんのうち、矯正治療を主としている方は、2~3割程度に過ぎません。
そんな様々な診療のうち、矯正治療よりも明らかに多く「感染根管治療」を行っています。
これは、一度歯の神経をとって治療を受けたのに、具合が悪いというケースで行われる治療です。
歯の神経の治療は、歯科医師にとって、大変厄介な治療です。
きちんと感染を取り除くには、処置を丁寧にきっちりと行わなくてはならない上に、汚れているところが実際の肉眼では確認できないため、どうしても曖昧な処置になることがあります。
この治療を行っていると、前にこの治療を行った先生の跡がよくわかります。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、前にこの治療を受け持った歯科医師の「人間性」が伺えると感じることさえあります。
残念ながら、一度治療をしたのにもかかわらず、また具合が悪くなってしまったのが、前にその治療を行った先生の、「一生懸命さが不足したもの」によると思われるのが、ある程度の割合で(具体的にはコメントできませんが・・・)あるのです。
私は診療を行うにあたり、自分に言い聞かせていることがあります。
それは、目の前の患者さんを、自分か、自分の家族だと思って、診療にあたるということです。
実際のところ口に出すのは簡単ですが、なかなかできることではありません。
それでも、この考えをもって治療できれば、少なくとも手抜きになるようなことにはならない、と思います。
こうしてブログに書くことで、改めて自分への戒めとしていきたいと思います。
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