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2010年4月26日

歯周病はどうやって治すのでしょうか?

歯周病が進行し溶けてしまった骨は戻すことができません。とにかく症状を悪化させないようにすることが大事です。

歯周病の原因は何よりも歯垢です。歯周病になってしまった際には、根源である歯垢=細菌をいかに減らしていくかが重要なポイントです。細菌を減らすためには、まずご自身の毎日のブラッシングによって今以上に細菌を増加させないことが大切です。

歯周病はどのように予防するのでしょうか?

歯周病を予防するためには、何よりもまずプラークコントロールが不可欠です。歯の周辺に付着したプラーク(歯垢)を除去し、細菌を減らすことで歯周病の進行を食い止めることができます。

歯の上側の歯垢は、ご自身の毎日のブラッシングによって取り除くことができますが、歯肉の内側深く入り込んだ歯垢は、ご自身では除去できないため歯科医院にて清掃を行う必要があります。ご自身と歯科医院の相互の取り組みによって、歯周病を予防していきます。

歯周病はどんな病気ですか?

歯周病は「歯を支える骨が溶ける病気」です。歯と歯茎の境目についた歯垢(プラーク)から歯の根に沿って菌が入り込み、歯を支えている周りの骨をじわじわと溶かし、最後には歯が抜け落ちてしまいます。

歯肉に炎症が起きた状態を歯肉炎、歯槽骨などを支えている組織全体が崩れてしまう病気を歯周炎といいます。

また、歯周病は「沈黙の病」などと呼ばれるようにほとんど自覚症状がないため、気付かない間に悪化させてしまうことが多々あります。

噛み心地が少し違うのですが......

天然歯には、歯と顎(あご)の骨の間に歯根膜というクッションがありますが、インプラントにはこのクッションがないため、噛んだときの力が骨に直接伝わることが原因として挙げられます。

周りの歯とのバランスを考えながら、噛み合わせの調整をいたします。

歯と歯茎の間・歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなった気がします。

インプラント体の太さと元の歯の根の太さが異なることに起因します。つまり、歯と歯茎との隙間が天然歯のときと全く同じ状態にはならないということです。

もちろん人工歯を製作する際、詰まりにくいように創意工夫をして設計しますが、食べ物が詰まらない形態は、実は詰まってしまった汚れを逆に取りづらくなってしまい、さらに歯磨きがしにくい形態です。

歯磨きのしやすい形態も考慮しておりますので、ある程度はブラシで上手く対処していただくことが必要になります。しかし、ちょっとした修正で改善できることもございますので、主治医に一度ご相談ください。

手術後に注意することはありますか?

手術当日は、激しい運動、入浴(長湯しなければ、シャワー等は問題ありません)、飲酒も避けてください。
また、感染を防ぐため、出された薬をきちんと飲んでください。うがい薬は手術翌日から使い、患部を清潔に保ってください。

定期的な検診は必要ですか?

インプラントはチタン製のため虫歯にはなりませんが、歯周病にはなります。
また、歯周病になると非常に進行が早いため、予防するために定期的にクリーニングが必要です。

手術後は歯が抜けたままですか?

ほとんどの場合、仮歯もしくは入れ歯を入れるようにしております。手術によってはすぐ入れられない場合もあります。まずは一度ご相談ください。

手術後の歯磨きはしてもいいですか?

手術した部位の歯磨きは避けてください。縫い合わせている糸が切れたり、傷口が開いたりしますので、他の部位を歯ブラシで丁寧に磨くことをおすすめいたします。なぜなら、汚れは感染の原因だからです。

その際、歯磨き粉は使わないようにしてください。また、歯磨きの後の「ぶくぶくうがい」もしないようにしましょう。どうしても、という方は軽くゆすいでツバを吐く程度でお願いします。

手術後の食事は大丈夫ですか?

ほとんどの場合、術後3~4時間程で麻酔が切れます。痺れが切れれば食事をしても大丈夫です。ただ、できるだけ手術をしていない箇所で食べ物を噛んでください。また、できれば柔らかい物をいただいてください。栄養を摂った方が抵抗力が付きますのでより早く治ります。

インプラントが歯周病になったらどうしますか?

軽度の場合は歯周病の治療を行います。重度の場合は手術が必要となってきます。場合によっては抜くしかできないこともあります。このような状態に陥らないためにも、定期検診に通い、歯周病の予防をしましょう。

将来、体に害はないですか?

害はないと考えていただいても、差し支えありません。ただし、チタンアレルギーの方は注意が必要です。
万が一チタンアレルギーがあった場合、しばらくすると抜けてしまうからです。

食べ物で気をつけた方が良い物はありますか?

硬い物を噛むと歯が割れるときがあるように、あまり硬い物は控えた方が良いと考えております。
普通に食べられる物であれば問題ないと思います。

手術後の入院は必要ですか?

入院は必要ありません。一応手術後は安静にしていただくように説明しておりますが、デスクワークなどの事務処理などの仕事は差し支えないと思います。

治療期間はどのくらいですか?

早い方なら、約2か月で正常に噛めるようになります。ただし、患者さんの食いしばりや歯ぎしりなどにより、多少伸びる場合もございます。

また、歯周病治療直後のインプラント埋入など手術のリスクが高かった場合は、少し様子を見なくてはいけないため、さらに数か月要します。

手術時間はどのくらいかかりますか?

1~3本であれば、約1時間〜1時間半で終わります。
また、骨を作ったりと複雑な手術になるともう少し時間がかかります。

インプラント治療の成功率は?

成功率は90%の後半です。失敗の原因は色々ありますが、歯周病菌などの感染などが考えられます。
このような場合、再手術を行うことができます。

手術は痛いですか?

インプラントの手術は局部麻酔をかけますので、痛みはありません。
当院では、最新の技術を使用して、痛みの少ない治療を行っております。

喫煙者ですが、インプラント治療はできますか?

喫煙者は絶対にインプラント治療が受けられないというわけではありません。しかし、喫煙はインプラントだけでなく、歯周病に対しても症状を悪化させる原因のひとつです。

タバコを吸われる喫煙者は、非喫煙者に比べインプラントの成功率が低いことが、学会の発表でも証明されております。タバコのニコチンによる血流阻害や血管収縮はインプラント治療に悪影響を及ぼすからです。

骨の量が少なくても大丈夫ですか?

骨の少ない方は骨を増やす手術(GBR法、サイナスリフト法、スプリットクレフト法など)を行えば、問題ありません。ただし、これらの手術には外科手術を要します。外科的な負担が少ない方が良い方は、ショートインプラントなど負担が少ない方法をご選択いただけます。

インプラントはどの歯科医師でもできますか?

基本的には、歯科医師免許さえあれば誰でもインプラント治療は可能です。しかし、大学病院などの施設でしっかり研修を積んできた歯科医師による治療が安全だと考えております。

中には外科手術の経験が少ない歯科医師もいますので、よく質問しご検討ください。

インプラントができない人はいますか?

18歳未満、心臓病、重度の糖尿病、重度の骨粗しょう症など健康状態が著しく悪い方は適しておりません。
ご心配な方はお気軽にご相談ください。

糖尿病ですが、インプラント治療はできますか?

糖尿病は一般的には、インプラント治療はできません。しかし、医師の管理の下で、コントロールされている軽度の糖尿病の方は治療を受けることができます。

ただし、患者さんによって症状が異なりますので、ご相談の上最適な治療法をご提案いたします。


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